昭和だからできた!? 18禁でない劇場版アニメの輪姦シーン

映画を観に行くと決めたら、極力その映画に関する情報はシャットダウンする……たいていの方がこうしていると思う。だからこそ、映画を観ている最中に、いきなり輪姦シーンに遭遇すると、度肝を抜かれるに違いない。それもアニメならなおさらだ。

1987年、SF&ホラー小説の大家、菊地秀行先生の『妖獣都市』が劇場公開された。私は『吸血鬼ハンター“D”』のオリジナルビデオアニメ(以下、OVA)で菊地秀行先生を知り、その後、この『妖獣都市』を観た。『吸血鬼ハンター“D”』の制作が1985年だから、その2年後の作品ということになる。菊地秀行先生自身は、『吸血鬼ハンター“D”』のOVAは評価していないようだが、小室哲哉氏が初めて映画音楽を担当、TM NETWORKが主題歌を歌うなど、観ておいて損はない作品であることは間違いない。少なくとも、私はかなり気に入っている。

話を『妖獣都市』に戻そう。菊地秀行先生の小説はエロスとバイオレンスが魅力であり、だからこそ、アニメや実写化で、過激なそのシーンが生ぬるくなるのは許せないのではないかと思う。その点、『妖獣都市』はのっけからいきなり主人公(滝蓮三郎)が口説いた女が男のズボンを降ろし、フェラをしようとするシーンから始まるから、ある意味、容赦ない。もちろん18禁映画ではないから、フェラチオシーンこそ画面には登場しないが、そのあと騎乗位やバックでのSEXシーンが続き、さらに正体を現した魔界の女が正常位でイッたあとの滝のペニスをまがまがしく変身させたオマンコで喰いちぎろうとするなど、菊地秀行先生の小説の魅力を見事なまでに再現している。だからこそこの作品だけ、菊地秀行先生は評価しているらしい。


滝は名うてのプレイボーイという設定。1カ月かけて口説き落とした女だったが、実はこの日、彼を狙う魔界の女がひそかに入れ替わり、エグイ手口で命を狙う。イッたあとにこんなものにパクリとされたらと思うと、ホント、ゾッとする

妖獣都市』の主人公は先にも述べたとおり滝で、彼は人間界と魔界の共存を目的とした休戦条約(不可侵条約)締結を守ろうとする人間界の闇ガードという設定だ。そしてそれを助ける魔界側の闇ガードが麻紀絵であり、2人は休戦条約締結に反対する魔界の過激派勢力からジュゼッペ・マイヤートなる人物を守るために戦うのだが、難敵をはねのけつつも彼女は囚われの身となってしまう。


人間世界でモデルをしながら、魔界の闇ガードの任務をこなす麻紀絵


その彼女が、敵に襲われた際、みずからの命をかけて滝たちを逃す。それ以降、滝は少しずつ彼女に惹かれていく

その後麻紀絵は過激派の魔界の男たちに輪姦される目に遭うのだ。そのシーンを空間映像で見せられ、ジュゼッペ・マイヤートには麻紀絵を見捨てるように言われるが、命をかけて任務を遂行し、自分たちを助けるために1人犠牲となった彼女を見捨てることは滝にはできず、1人指定された場所へとおもむく。そしてその場所で、目の前で口もオマンコも犯されまくっている麻紀絵を救うため、命をかけて戦うのだ。


彼女は生きてはいたが、敵にとらわれ、その映像が空間を通して滝たちのものに送られてくる。罠とは知りながらも、麻紀絵を救うため彼は指定された場所へ単身乗り込んでいく。バックから口とオマンコを犯されているシーンを、当時の少年たちはどういう気持ちで見ていたのだろうか

結果的に滝は麻紀絵を救えたものの、ジュゼッペ・マイヤートの護衛を放棄したことで任務を解かれる。しかし残った過激派の一味は執拗に2人を狙い……。なぜ2人がここまで狙われるのかは、映画を観て確認していただきたい。菊地秀行先生がこの『妖獣都市』だけ評価している理由が、きっとわかるはずだ。

※リンク切れ注意

レイプシーン見たさにamazonで36,408円払えるか!?

動画投稿サイトのXVIDEOSで「rape」が検索のNGワードなのは、多くの方がご存じのことだろう。「rape」と入れて検索ボタンをクリックしても、「検索バー内に検索ワードを記入してください」としかでてこない。ただタイトルに「rape」をつけるのがNGなだけで、動画がないわけではなく、その証拠に『Rape of Love』で知られる映画のレイプシーンは、ちゃんとある。

日本語版が発売されなかったばかりに、amazonで新品のVHSが36,408円(定価ではなく販売先がつけた値段)という法外な価格となっているこの映画、フランスの映画で、もとのタイトルは『L’amour violé』。直訳すると「愛違反」としかならないから、正直内容を想像するのは難しい。英語のタイトルですら、直訳すると「愛のレイプ」としかならないため、こちらもなにがなにやらよくわからない。

一応、内容についてわかる範囲で解説しておくと、フランスの南東部に位置するグルノーブルという都市で看護師をつとめるニコールはバイクで帰宅途中、車にぶつけられて倒れたところを4人の男に車の中に押し込まれ、小屋らしきところで全裸になることを強制された挙句、その小屋の中で次々とレイプされるというもの。このレイプシーンはなかなか長く、抜くのには十分。レイプの最後のシーンが下半身に顔を無理やり押しつけるというのもエグくていい。そしてニコールを一晩中犯しまくった男たちは、彼女をいったん車に乗せたあと、適当なところで突き飛ばすように降ろすのだ。


バイクで帰宅途中、通りかかった4人組の男に目をつけられ、強引に転倒させられた挙句、車に中に連れ込まれるニコール。こういうレイプ犯罪は、世界中いたるところで起きているに違いない


最初は服を強引に脱がされそうになるが、途中から男たちはやり方を変え、ニコールに自分で服を脱ぐように強制する。こういうシーンは、女性の方には申し訳ないが、個人的にすごくそそる

そして4人の男たちに次々とレイプされた挙句、最後には無理矢理ペニスを口の中に……。まぁここは映画なので、AVほどリアルではなく、そういうふうに見せているだけではある

その後ニコールは、友人のアドバイスを受けて男たちを訴え……というところまでは翻訳してわかったのだが、あとはフランス語のわかる方にゆだねよう。いつまで公開されているかはわからないが、フランス版のオリジナルがYouTubeにはある。こちらで最後まで観たことは観たのだが、やはりよくわからなかった。それにしても視聴回数が10万回を超えているので、世界中でかなりの方が観たということになる。とはいえ、動画のクオリティ自体は結構低いので、抜くだけならXVIDEOSのものを使ったほうがよい。

かなりマジメに作っている映画だから、日本のビデオメーカーが片っ端から版権を買いまくっていた時代に日本語版が発売されてもおかしくはないのだが、残念なことに見逃されたようだ。YouTubeやXVIDEOSがなければ、私は一生観ることができなかっただろう。「いい時代になったものだ」と言いたいが、違法アップロードの可能性もあるので、心境としては微妙なところ。まぁそれでも抜いてしまうのが、男のサガというものなのだが。

射精したあとのマヌケ顔は宇宙人も同じだった!?

射精後の男はみな聖人君子」と誰が言ったかは知らないが、まぁ当たらずとも遠からずと言えよう。ただ、射精して3分間ぐらいの顔は、聖人君子というより、ただのマヌケ顔だ。しかし、この宇宙人ほどではないかもしれない。

平成生まれの10代、20代の方はともかく、昭和生まれの方であればこの宇宙人が誰かおわかりだろう。そう、スティーヴン・スピルバーグ監督の名作SF映画『E.T.』に登場する、E.T.(イーティー)であ……おっと、これはパロディポルノ『NUE.T.』の宇宙人だから、NUE.T.(ヌイテー)であった。イーティーよりも顔が丸くて、色もくすんでいる。ただ目はヌイテーのほうが大きくて丸く、こちらのほうがかわいいと言えないこともない。

例外はあると思うが、大作映画を元ネタにしたアメリカのパロディポルノの出来はときとして感心するほど高く、この『E.T.』も例外ではない。ヌイテーと遭遇し、おびき寄せるところなどは、「そうそう、こんなシーンはあったわ!!」と喜んでしまうほど、元ネタをうまくアレンジしているのだ。もちろんポルノだから、その手のシーンはきちんと盛り込んである。なかでも秀逸(というか笑ってしまった)のは、部屋におびき寄せられたヌイテーが主人公の女性の動きをまねてオナニーするシーン。

ヌイテーと遭遇して、部屋におびき寄せるまでも、元ネタの『E.T.』を見ていればくすっと笑える

ヌイテーは棒のようなメリハリのないペニスを一生懸命しごいて、彼女のオナニーにあわせてしごきまくる。そしてついにイッてしまうのだが、このときの顔がなんともマヌケ。このマヌケ顔に至るシーンを拝むだけでも、『NUE.T.』を見る価値はある。


しごく姿もマヌケだが、イッたあとのこの「はぁっ~」というマヌケ顔が実にいい。アメリカ人というのは、よくもまぁこんなにこだわってパロディポルノを作るものだ

しかしこのヌイテー、おそらくはイーティーの着ぐるみをいじって作ってあるのだろうが、オナニーあとのイッた顔まで想像してこのような丸顔にしたのだろうか? もう一度元ネタの『E.T.』を見て、イーティーがイッた顔がどうなるのか想像してみようと思う。

それにしてもアメリカ人というのは、こんなバカバカしいパロディポルノを本気で作るのだから、ホント恐ろしい (^_^;) 笑えるのがいっぱいありそうだから、また機会を見つけて、アメリカのパロディポルノをレビューしてみようと思う。

内戦の集団レイプ殺害事件を生々しく再現か!?

前回、南スーダンで現実に起こっているNGOの女性職員に対する集団レイプや、数百人が収容されているというレイプキャンプについて書いた。しかし直に映像を見たわけではないからイマイチ実感が沸かない、という方もいるだろう。そんな方にぜひとも見ていただきたい映画がある。それが名匠オリバー・ストーン監督が1986年に制作した映画『サルバドル/遥かなる日々(以下、サルバドル)』だ。

サルバドルは、1980年から1992年まで続いたエルサルバドル内戦を取材したジャーナリスト、リチャード・ボイル氏の体験小説をもとにした映画である。エルサルバドルは1969年、ホンジュラスとの間で起きた「サッカー戦争(サッカーワールドカップでの判定をめぐる争い)」以降、治安が悪化し続け、ゲリラ組織による活動が活発化。そして1980年、その後10万人近い死者をだす最悪の内戦へと突入した。ただしこの内戦では、国連および国連平和維持活動(PKO)がうまく機能し、内戦終結後から現在まで目立った争いは起きておらず、選挙も実施されている。外務省の海外安全ホームページでも、エルサルバドルの一部地域がレベル2の「不要不急の渡航中止状態」とはなっているが、南スーダンの全土レベル4「退避勧告」よりはるかにマシな状態だ。一応、国は平穏な状態を取り戻した、と言っていい。

サルバドルの話に戻るが、リチャード・ボイル氏の役を演じているのが、B級ホラーの名作『ビデオドローム』で主役を演じたジェームズ・ウッズ。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』や『カリブの熱い夜』などにも主演しているので、ご存じの方は多いだろう。彼は当初、適当に仕事をしていたが、知りあいの民間人ボランティアの女性たちがレイプされたうえに殺害され、さらに愛人の弟も殺されるにおよんで、死に物狂いで真実を追い続けるようになる。

リチャード・ボイル氏の役を演じたジェームズ・ウッズ。悲惨な紛争を体験していくに従い、ジャーナリストとしての使命感が目覚めていく姿を見事に演じている

小説は日本語化されていないので、リチャード・ボイル氏の実体験がどういうものであったかはわからないが、映画『プラトーン』を制作したオリバー・ストーン監督が、史実をもとに忠実に再現したとうたっている以上、おそらくは実際にあった話なのだろう。ただ、民間人ボランティアの女性スタッフ4人が車で帰宅している最中に襲われ、全員がレイプされたうえに殺害されたという事実は、ネットでは確認することができなかった。


ボランティア活動を終えて車で帰宅している途中、政府軍の兵士に襲われ、それぞれが引き離されたあと、レイプされる。ただしこのシーンが実際に遭ったかものかどうかは、この記事を書いている時点では確認できなかった

ちなみに主人公の知りあいの民間人ボランティアスタッフ、キャシーを演じているのは、『栄光のエンブレム』でジェシーを演じて人気を得たあのシンシア・ギブである。どちらも23歳のときに公開された作品であり、彼女がいちばん輝いていたころにヒロインとレイプされ殺害される両極端な役を演じたことになる。レイプされたあと、銃を突きつけられて自分の運命を悟り、クリスチャンとして十字を切るシーンは、見ていて本当に痛々しい。


栄光のエンブレムでヒロイン役を演じたシンシア・ギブ。この映画ではアメリカのいかにもという若い少女役を演じており、サルバドルとは対照的な役となっている


銃を突きつけられ、自分の運命を悟ったキャシーがクリスチャンとして十字を切る姿は、見ていて痛々しいものがある

サルバドルは興行収入こそ振るわなかったが、南スーダンの内戦による被害がどういうものかを理解するうえで、ぜひ見ていただきたい作品だ。プラトーンと同じ年に公開された映画という意味でも、2つを対比させて観ると、戦争の生々しさがよりわかるだろう。