タイトルどおり? の毒々しいレイプ

1984年に公開された『悪魔の毒々モンスター』は、B級ホラー映画好きの私のツボに見事にハマった作品で、今でもたまに見ることがある。しかし映画の中の特定のシーンだけでいえば、この作品にあやかろうと“悪魔の毒々”の名を無理やり冠せられた『悪魔の毒々ボウリング』のほうが圧倒的に多い。なぜなら悪魔の毒々ボウリングには、ボーリング場でギャルが3人の男たちに輪姦されるシーンがあるからだ。

悪魔の毒々モンスターはアメリカのトロマ・エンターテインメントが制作し、B級映画としては結構な大ヒットとなったため、その後、あろうことか東京を舞台にし、ヒロインにAV女優の桂木麻也子さんを迎えた『悪魔の毒々モンスター 東京へ行く』が1989年に制作されている。そして2001年の『悪魔の毒々モンスター 毒々最後の誘惑』にていったんその歴史を閉じるのだが、『悪魔の毒々ボウリング』はその7年後にカナダで制作された、まったく無関係な作品なのだ。

『悪魔の毒々ボウリング』の原題は『GUTTERBALLS』であり、『悪魔の毒々モンスター』に影響を受けたであろう点は随所に見受けられる。とはいえ、のっけから輪姦シーンを大スクリーンで長々と見せられたら、どんなホラー映画好きでもドン引きするだろう。

4人に何度もレイプされる女性はいかにもという感じのアメリカンギャルで、映画の冒頭でいさかいを起こしていたライバル的なグループにいた男の彼女という設定。すなわち、いさかいの腹いせに敵対グループの男たちになぶりものにされてしまうというシーンなのだ。これは正直かなりそそる設定であり、実際そこそここのシーンで私は抜いてきた。

ここまで読むと「オレも、オレも!」と期待に胸と下半身を膨らませる方は多いとは思うが、輪姦シーンを最後まで観るのは、よほどのホラー映画好き以外にはオススメしない。そう、あくまでもこれはB級以下のホラー映画。ギャルの扱いはむごく、かつ輪姦シーンの最後はすさまじくえぐいもので、ボーリングのピンを、それも逆方向で性器にぶちこんで……となるから、息子が萎えてしまう方は少なくないと思う。

ちなみにこれは私の勝手な想像だが、もしかすると日本の販売元は、悪魔的な毒々しいレイプシーンを観て、『悪魔の毒々ボウリング』と名づけたのかもしれない。それならそれで納得できるところがあるが、おそらくはそうでないだろうと思う。裏事情を知っている方、ぜひ書き込みを!

『わらの犬』、レイプシーンで抜く!! それともノーブラで抜く!?

1971年にアメリカで製作・公開され、次の年には日本でも公開された『わらの犬』。そして1977年にイタリアで製作・公開された『ヒッチハイク』。しかしおそらく多くの方が、劇場でではなく、テレビでこの映画を観たはずだ。レイプシーン見たさに……

ネットで調べてみると、『わらの犬』はTBSの「月曜ロードショー」で1978年に放映されたようだ。吹き替えは、ダスティン・ホフマンが故・東野英心氏、スーザン・ジョージは女優の来路史圃さんが担当。そして『ヒッチハイク』はテレビ東京の「木曜洋画劇場」で1980年に放映。こちらは強盗犯人役のフランコ・ネロが故・内海賢二氏、 デヴィッド・ヘス樋浦勉氏、そしてこちらも美しきコリンヌ・クレリーを佐藤由美子さんだ。最初のテレビ放映が近いこともあり、それから数年後の再放送で、同じ年に初めてこの2本をテレビで観た、という方もおそらくいただろう。

ちなみに私は、『ヒッチハイク』のほうは鮮明に憶えているのだが、『わらの犬』は正直憶えていない。1回観たか観なかったか……ぐらいの記憶しかなぜかないのだ。あれだけのレイプシーン、このサイトを運営している私なら鮮明に憶えていておかしくはないはずなのに、本当に憶えていないから不思議というほかはない。もっとも『ヒッチハイク』のほうは家族といっしょに観ていて、レイプシーンでは実に気まずい空気が漂ってしまったから、その空気のほうを憶えているといったほうが正しいかもしれない。

そんなこんなで20年近くが過ぎたころ、『わらの犬』のDVDが発売されたことを知った。レンタルビデオショップに行けばVHSでいつでもレンタルできたはずだが、なぜかそのことは思いつかず、DVDで購入して本当にひさしぶりにこの映画を観た。DVDのパッケージが今のような縦長のものではなく、CDと同じサイズのパッケージで売られていたころの話だから、もう5年以上前になる。

前フリが長くなってしまったが、スーザン・ジョージはやはり美しい。以前、『ヒッチハイク』を紹介したときにも書いたが、なぜこの美しさに惹かれなかったか、今から考えても不思議である。あらためて観ると、ほとんどのシーンで彼女はノーブラであり、それだけでもそそるのに脱ぎっぷりもまたよく、レイプシーンにいたっては抵抗するところから涙を流し、そして男を受け入れるところまですべて完璧! 公開映画でこれほど美しいレイプシーンを拝めることはほとんどなく、そういった意味では、映画館で1人で観た男性はガマンするのが大変だっただろうと想像する。


夫婦喧嘩をしたあと、服を投げ捨ててバスルームに向かう途中のシーン。外にはこのあと、彼女をレイプする元カレがいる。実は、このシーンだけはなぜか覚えているから私という人間も実に不思議だ


そしてメインのレイプシーン。バスローブを割かれ、白いTシャツでソファーに投げ倒されるシーンが実にいい。ノーブラ状態での乳首がピンと立っていて、私はここでも抜ける。だからそのあとのレイプシーンに突入する前に射精が終わり、萎えていたりすることも……。それにしてもレイプされている最中に流す涙が実に美しく、やはりスーザン・ジョージは最高の女優だ

なお、あらためて言うまでもないが、この映画はダスティン・ホフマンとスーザン・ジョージの代表作の1つであり、なかでもダスティン・ホフマンの豹変ぶりは当時高く評価された。狩猟でキジ1羽殺しても心が痛むほどの温和でやさしい数学者が、妻をレイプされ、自分がかくまっている男を奪うために押し寄せた村の男たちと戦うときには別人かのような激しい怒りを見せるそのギャップに、多くの称賛の声が集まったのだ。1970年代、アメリカには暴力が渦巻いており、その時代背景をリアルに見せようと、サム・ペキンパー監督がイギリスの作家ゴードン・M・ウィリアムズの原作をより過激に演出し、この名作が誕生したのである。


レイプシーンの間に挟み込まれるダスティ・ホフマンの狩猟のシーン。彼は見事にキジを1羽仕留めるが、同時に心を痛める。それほどやさしい彼が……


妻のレイプ、自分がかくまっている男への暴力を見過ごせなくなり、怒りを爆発させる。そのあとの戦闘ぶりは映画を観られた方ならご存じのとおり。いやぁ、本当にこの映画はすばらしい

ちなみに『わらの犬』は2012年、ロッド・ルーリー監督の手によりリメイクされたが……。長くなってしまったのでリメイク版の話は次回にしよう。

レイプシーン見たさにamazonで36,408円払えるか!?

動画投稿サイトのXVIDEOSで「rape」が検索のNGワードなのは、多くの方がご存じのことだろう。「rape」と入れて検索ボタンをクリックしても、「検索バー内に検索ワードを記入してください」としかでてこない。ただタイトルに「rape」をつけるのがNGなだけで、動画がないわけではなく、その証拠に『Rape of Love』で知られる映画のレイプシーンは、ちゃんとある。

日本語版が発売されなかったばかりに、amazonで新品のVHSが36,408円(定価ではなく販売先がつけた値段)という法外な価格となっているこの映画、フランスの映画で、もとのタイトルは『L’amour violé』。直訳すると「愛違反」としかならないから、正直内容を想像するのは難しい。英語のタイトルですら、直訳すると「愛のレイプ」としかならないため、こちらもなにがなにやらよくわからない。

一応、内容についてわかる範囲で解説しておくと、フランスの南東部に位置するグルノーブルという都市で看護師をつとめるニコールはバイクで帰宅途中、車にぶつけられて倒れたところを4人の男に車の中に押し込まれ、小屋らしきところで全裸になることを強制された挙句、その小屋の中で次々とレイプされるというもの。このレイプシーンはなかなか長く、抜くのには十分。レイプの最後のシーンが下半身に顔を無理やり押しつけるというのもエグくていい。そしてニコールを一晩中犯しまくった男たちは、彼女をいったん車に乗せたあと、適当なところで突き飛ばすように降ろすのだ。


バイクで帰宅途中、通りかかった4人組の男に目をつけられ、強引に転倒させられた挙句、車に中に連れ込まれるニコール。こういうレイプ犯罪は、世界中いたるところで起きているに違いない


最初は服を強引に脱がされそうになるが、途中から男たちはやり方を変え、ニコールに自分で服を脱ぐように強制する。こういうシーンは、女性の方には申し訳ないが、個人的にすごくそそる

そして4人の男たちに次々とレイプされた挙句、最後には無理矢理ペニスを口の中に……。まぁここは映画なので、AVほどリアルではなく、そういうふうに見せているだけではある

その後ニコールは、友人のアドバイスを受けて男たちを訴え……というところまでは翻訳してわかったのだが、あとはフランス語のわかる方にゆだねよう。いつまで公開されているかはわからないが、フランス版のオリジナルがYouTubeにはある。こちらで最後まで観たことは観たのだが、やはりよくわからなかった。それにしても視聴回数が10万回を超えているので、世界中でかなりの方が観たということになる。とはいえ、動画のクオリティ自体は結構低いので、抜くだけならXVIDEOSのものを使ったほうがよい。

かなりマジメに作っている映画だから、日本のビデオメーカーが片っ端から版権を買いまくっていた時代に日本語版が発売されてもおかしくはないのだが、残念なことに見逃されたようだ。YouTubeやXVIDEOSがなければ、私は一生観ることができなかっただろう。「いい時代になったものだ」と言いたいが、違法アップロードの可能性もあるので、心境としては微妙なところ。まぁそれでも抜いてしまうのが、男のサガというものなのだが。

ポルノとして公開されたレイプリベンジものの元祖とは!?

初めて見たのはたぶんテレビ放送でだとは思うが、そのタイトルが『女の日』だったことはまったく覚えていない。そして『女の日』と言われてなんの映画かピンとくる方は、ほとんどいないのではないだろうか。レイプリベンジものの元祖、『悪魔のえじき』 こと『発情アニマル』の話である。

避暑のために都会を離れ、田舎の別荘にやってきたカミール・キートン演じる小説家のジャニファー。別荘の側には川が流れており、彼女はボード遊びを楽しみながら、ハンモックにゆられ、小説を書く。しかしそんな平穏を、地元の男たちが少しずつぶち壊していく。最初は嫌がらせ程度だったがそれが次第にエスカレートしていき、ある日、ボートに乗っているところを2人に襲われる。ジャニファーは必死に森の中に逃げこむも、待ち伏せていた男につかまり、水着を乱暴にはぎ取られて、そして1人の男にレイプされてしまう

都会の喧騒を離れ、川岸の別荘にやってきたジェニファー。しかし平穏な生活は、4人の男たちによってまたたく間に壊されていく


ジェニファーをヤルと決めていた男たちは、彼女がボートに乗っているときに襲いかかり、逃げ惑う彼女を捕まえ、地面に押さえつけてレイプする

レイプ後、一度は解放されるものの、全裸で別荘へ戻る途中、再度襲われ、今度は両手両足をつかまれた状態でバックから次々と犯される。解放後、放心状態になりながらも別荘にたどり着いたジェニファーは、警察へ通報しようとするが、そこに男たちがまたやってきて、抵抗もできなくなったジェニファーをまたもや犯すのだ。


レイプされたジェニファーを解放したかと思いきや、別荘へ戻る途中、ふたたび襲いかかり、今度は4人がかりで、バックからレイプ。そのあと命からがら別荘に戻ったジェニファーを、執拗に襲って犯しまくる。さすがにここまでくると、ジェニファーへの同情心が強くなるから、抜きたい方はバックからのレイプシーンで抜くのをオススメする

その後、男たちは通報されることを恐れ、彼女を殺害しようとするが、その役目を4人のなかでいちばん気の弱いマーシュという男にやらせようとしたのが運の尽き。マーシュは彼女を殺せず、ほかの男たちには殺害したとウソをつき、その場を離れる。そしてかろうじて命だけは助かったジャニファーは、別荘で傷をいやしながら、自分を凌辱した男たちへの復讐を誓い、1人1人殺害していくのだ。この殺害方法が結構エグく、後半はホラー映画ばりのシーンが続くのだが、それを語るのはやめておこう。いずれにせよ本編のかなりの部分を占めるレイプシーンが、この映画の1つのウリではあった。


ジェニファーの復讐でもっとも凄惨な瞬間がこちら。彼女の手には包丁が握られており、その包丁は……この先はちょっと怖すぎて書けない

ではタイトルの話に戻ろう。原題は、『Day of The woman/ I Spit on Your Grave』。直訳すると、前者は「女性の日」、後者は「私はあなたの墓に唾を吐く」だから、映画の内容とはあっているように思う。それが日本での公開時に『発情アニマル』とつけられたのが、混乱のもととなってしまった。おそらくはレイプシーンをウリにしたポルノとして公開したほうがヒットすると思ったのだろう。当時のチラシには、「凄絶! 肉のしたたりをひっさげて、遂に上陸した強烈、絶品ポルノ!!」「女に飢えた4匹のアニマルが処女の柔肌を襲う!」とあるから、その意図は明白だ。ちなみに処女とあるが、これはまったくのウソ。

タイトルの変遷を時間軸でまとめるとこうなる。

アメリカ公開時:Day of The woman/I Spit on Your Grave

日本公開時:発情アニマル

テレビ放映時:女の日

テレビ再放映時:悪魔のえじき(←未確認)

ビデオ発売時:悪魔のえじき

DVD発売時:悪魔のえじき

DVD再発売時:発情アニマル アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ 1978

ジェニファーをレイプし、殺害までたくらむ男たちは、悪魔的考えの集団だと言えないことはない。だから『悪魔のえじき』という邦題には、しっくりきた方が多かったのではないかと思う。ただすでに『発情アニマル』に戻ってしまい、それは今後変わることはないと思われる。

ちなみにこの映画は続編『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』も作られたが、肝心のレイプシーンがかなりごまかされた作りとなっており、また復讐シーンも過激すぎて逆にリアリティが乏しい作品となってしまった。『発情アニマル』がヒットしたのは、当時この手のレイプリベンジものがなかったというのもあるが、カミール・キートンがその身体を惜しげもなくさらし、レイプという悲惨な出来事を生々しく伝えたからだと思っている。彼女がスクリーン上であそこまでボロボロにされたからこそ、世の男たちはレイプシーンで抜きつつも、最後の復讐劇には拍手喝采したのだ。

4人への復讐を終え、ボートで滑走するジェニファー。レイプシーンで抜いた方も、この瞬間はジェニファーに拍手喝采したのではなかろうか

とはいえ評価は人それぞれだとは思うので、ぜひこの機会に2つの作品を比較してみることをオススメする。

デートレイプされた女教師がショートボブになり復讐の鬼と化す

今、女性の間でショートボブが流行っているという。私もショートボブは大好きな髪型の1つだが、そのルーツをたどれば、『ハンドガン』にたどりつく。そう、デートレイプされた女教師が復讐を果たすために長かった髪を切り、ショートボブにして戦闘訓練を受けるカレン・ヤングに……。

『ハンドガン』は1982年に製作された映画で、日本でも公開されているが、テレビで観られた方のほうが多いのではと思う(おそらく東京12チャンネル)。当時は、劇場公開された映画でレイプシーンのあるものは少なく(ポルノは除く)、私はテレビで放映されるのを楽しみにしていた記憶がある。

デートレイプはこの原稿を書いている今も世界のどこかで起きているだろうが、立証するのがきわめて難しい犯罪だ。加害者が、被害者が少なからず好意をもっていた男性で、それを周囲の人間が知っていれば、レイプなのか同意のもとでの性行為なのか、音声や録画データなどの明確な証拠がなければ、第三者が判断するのはきわめて難しい。『ハンドガン』でデートレイプされるキャスリーンもこの問題に直面し、結局は司法の手にゆだねることをあきらめ、みずからの手で復讐を果たすことを決意する。

このキャスリーンを演じたカレン・ヤングは、ニューヨークでウェイトレスのアルバイトをしているときにスカウトされたという、異色の女優だ。もっとも大学では演劇をやっていて、卒業後は舞台助監督としても働いていたというから、しっかりとした下地があったらしい。大抜擢されてのデビュー作で、恋することに憧れるも性行為には抵抗があるというマジメで内気な女教師と、レイプされて復讐に燃える男勝りの女性という、真逆な役を見事に演じている。


知り合って何度かのデートのあと、男の自宅でワインをたしなむ。男としてはここまでおぜん立てしたのだから……となるのは無理もない。ちなみにストーリーのいたるところで銃の話がでてくるのがこの作品の特徴でもある

しかしデートレイプは確かに犯罪ではあるが、男からすれば正直やりきれないという部分もある。何度もデータを重ねた挙句、自宅でワインで乾杯となれば、あとは……というシナリオを描くことは、男としては当然であろう。もっとも女性サイドとしては、「今日はまだ心の準備が……」とか、「いや、そんなつもりはまったくないから」という場合もある。それとはまったく正反対で、「今日こそは……」というその気で自宅に訪れる女性もいるはずだ。この見極めは本当に難しく、『ハンドガン』の場合は男があまりにじらされることに怒りを覚え、キャスリーンを銃で脅した挙句、無理矢理レイプするのである。まぁ、気持ちはわかる、十分に……。

キスをしてなお抵抗する彼女に怒りを爆発させ、銃を突きつけて「銃に不慣れなものが扱って暴発する事故が……」と脅す。銃社会アメリカだと、この手のデートレイプはおそらく相当多いのだろう


カレン・ヤングの美しいバストがおがめるのは、レイプされたあと、男が寝静まったのを見計らって抜けだすその一瞬だけ。もっとじっくりおがめるとよかったのだが……

キャスリーンは戦闘訓練を受けるにあたり、それまで長く伸ばしていた髪を短く切る。そう、今流行のショートボブだ。これは彼女がそれまでの人生と決別し、かならずみずからの手で復讐を遂げるという強い決意の表れだ。ただそうはいっても、キレイな金髪の長い髪にハサミがズバッと入る瞬間は、見ていて痛々しい。その後、彼女は小型の拳銃からナイフ、さらにはライフルまで、どんな武器も扱える戦闘訓練を受けるのだが、いっしょに訓練を受ける人たちのなかには銃を使った犯罪の被害者もいる。この点、『ハンドガン』はレイプシーンがウリの安っぽい映画ではなく、銃が犯罪の武器にもなり、また犯罪から身を守る武器にもなるという、アメリカが抱える銃社会の矛盾をも描いており、なかなか考えさせられる映画となっている。


髪を切り、ショートボブにしたカレン・ヤング。銃の練習中にそのたわわなバストが揺れ、さらにノーブラのシーンもあったりと、細かなところで抜きどころがある

ちなみにこれは余談だが、カレン・ヤングのレイプシーンでさんざん抜きまくった私は、社会人になって似たような顔立ちでショートボブのキレイなモデルを使って、ヌード撮影に興じたことがある。撮影中も興奮しっぱなしで、ついにガマンできなくなった私は、バスルームでの入浴シーンの撮影の前に、お湯を準備しているふりをして、その中にザーメンをぶちまけてしまったのだ。彼女が私のザーメンのぶちまけた風呂に入っている間、幸せだったこと幸せだったこと(オレのザーメンがお湯を伝わってそのキレイなオマンコに……と想像して)。だから私は、ショートボブが大好きなのである。


この入浴シーンの前に、私のザーメンを湯の中にぶちまけてしまった。それを知らずにいる彼女を見て、どれだけ感無量の気持ちになったか……

内戦の集団レイプ殺害事件を生々しく再現か!?

前回、南スーダンで現実に起こっているNGOの女性職員に対する集団レイプや、数百人が収容されているというレイプキャンプについて書いた。しかし直に映像を見たわけではないからイマイチ実感が沸かない、という方もいるだろう。そんな方にぜひとも見ていただきたい映画がある。それが名匠オリバー・ストーン監督が1986年に制作した映画『サルバドル/遥かなる日々(以下、サルバドル)』だ。

サルバドルは、1980年から1992年まで続いたエルサルバドル内戦を取材したジャーナリスト、リチャード・ボイル氏の体験小説をもとにした映画である。エルサルバドルは1969年、ホンジュラスとの間で起きた「サッカー戦争(サッカーワールドカップでの判定をめぐる争い)」以降、治安が悪化し続け、ゲリラ組織による活動が活発化。そして1980年、その後10万人近い死者をだす最悪の内戦へと突入した。ただしこの内戦では、国連および国連平和維持活動(PKO)がうまく機能し、内戦終結後から現在まで目立った争いは起きておらず、選挙も実施されている。外務省の海外安全ホームページでも、エルサルバドルの一部地域がレベル2の「不要不急の渡航中止状態」とはなっているが、南スーダンの全土レベル4「退避勧告」よりはるかにマシな状態だ。一応、国は平穏な状態を取り戻した、と言っていい。

サルバドルの話に戻るが、リチャード・ボイル氏の役を演じているのが、B級ホラーの名作『ビデオドローム』で主役を演じたジェームズ・ウッズ。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』や『カリブの熱い夜』などにも主演しているので、ご存じの方は多いだろう。彼は当初、適当に仕事をしていたが、知りあいの民間人ボランティアの女性たちがレイプされたうえに殺害され、さらに愛人の弟も殺されるにおよんで、死に物狂いで真実を追い続けるようになる。

リチャード・ボイル氏の役を演じたジェームズ・ウッズ。悲惨な紛争を体験していくに従い、ジャーナリストとしての使命感が目覚めていく姿を見事に演じている

小説は日本語化されていないので、リチャード・ボイル氏の実体験がどういうものであったかはわからないが、映画『プラトーン』を制作したオリバー・ストーン監督が、史実をもとに忠実に再現したとうたっている以上、おそらくは実際にあった話なのだろう。ただ、民間人ボランティアの女性スタッフ4人が車で帰宅している最中に襲われ、全員がレイプされたうえに殺害されたという事実は、ネットでは確認することができなかった。


ボランティア活動を終えて車で帰宅している途中、政府軍の兵士に襲われ、それぞれが引き離されたあと、レイプされる。ただしこのシーンが実際に遭ったかものかどうかは、この記事を書いている時点では確認できなかった

ちなみに主人公の知りあいの民間人ボランティアスタッフ、キャシーを演じているのは、『栄光のエンブレム』でジェシーを演じて人気を得たあのシンシア・ギブである。どちらも23歳のときに公開された作品であり、彼女がいちばん輝いていたころにヒロインとレイプされ殺害される両極端な役を演じたことになる。レイプされたあと、銃を突きつけられて自分の運命を悟り、クリスチャンとして十字を切るシーンは、見ていて本当に痛々しい。


栄光のエンブレムでヒロイン役を演じたシンシア・ギブ。この映画ではアメリカのいかにもという若い少女役を演じており、サルバドルとは対照的な役となっている


銃を突きつけられ、自分の運命を悟ったキャシーがクリスチャンとして十字を切る姿は、見ていて痛々しいものがある

サルバドルは興行収入こそ振るわなかったが、南スーダンの内戦による被害がどういうものかを理解するうえで、ぜひ見ていただきたい作品だ。プラトーンと同じ年に公開された映画という意味でも、2つを対比させて観ると、戦争の生々しさがよりわかるだろう。

『暴行都市』で輪姦されたB級ホラーのクイーンとは!?

1973年に公開された映画『エクソシスト』で悪魔に取りつかれた少女リーガンを演じ、一気に世界的大女優となったリンダ・ブレア。そのあとさぞや華麗な女優人生を送るかと思いきや、翌年放映されたテレビ映画『汚れた青春・非行少女クリス』でモップの柄をオマンコに突っ込まれてリンチされる悲惨な役を演じることになるなど、十代のときからエグイ作品への出演を余儀なくされる。リーガン役のイメージがあまりに強すぎた、ということだろう。


写真■シャワールームで身の毛のよだつリンチシーンが繰り広げられるが、リンダ・ブレアが未成年だったこともあり、豊満なバストは手でうまく隠されていて、ここで抜くのは難しい

その後、『ローラー・ブギ』や『ヘルナイト』ではヒロイン役を務め、華麗な女優人生ふたたび……となるかと思いきや、1981年公開の『チェーンヒート』で大胆なレイプシーンを披露。これには「あのエクソシストのリンダ・ブレアが……」という驚きとともに、世界中の男性の股間を熱くさせたのは、多くの方が身をもってご存じのとおりだ。

このヒットを受け、『レッドヒート』『非情の島・女囚人大脱走』と立て続けに女囚ものの主演が舞い込んでくるが、その間、女不良グループのリーダー役として主演した映画がある。それが1984年に公開されたこの『暴行都市』だ。


写真■『暴行都市』のVHS版パッケージ。映画としての完成度はなかなかのもので、これまで一度もDVD化されていないのは残念なことだ

邦題に“暴行”とつけられたとおり、この映画ではすさまじい輪姦シーンが繰り広げられる。しかしその役を演じたのは、リンダ・ブレアではない。彼女の妹ヘザー役として出演したリネア・クイグリーが、不良グループ同士の対立の余波を受け、体育館のトイレで輪姦されるのだ。なお邦題は『暴行都市』でも、原題は『Savage Streets』だから、映画の内容を踏まえて直訳すれば「殺伐とした通り」となり、暴行の「ぼ」の字もない。邦題は、リンダ・ブレア=レイプへの期待、を見越した配給会社がつけたのではないかと思われる。確かにこの輪姦シーンが、ある意味、いちばんの見どころなので、よく名づけたものだと感心する。


写真■体育館で1人、ダンスの練習しながら姉を待つヘザー役のリネア・クイグリー。金髪の美少女と言っていいほど、このころの彼女は美しい


写真■服を引き裂かれる瞬間のヘザーの表情はこの手のシーンでは理想的ともいえるもので、このあと処女のカラダを貫くまでのシーンで何度抜いたことか

さてこのヘザー役を演じたリネア・クイグリーだが、ホラー映画ファンなら彼女のことを少しは知っているかもしれない。1985年に公開され、大ヒットしたゾンビ映画『バタリアン』で、真っ赤なパンク頭で墓場で裸で踊っているのがリネア・クイグリー演じるトラッシュなのだ。ホラー映画に多数出演したため、B級ホラー映画のクイーンと言われることもあるそうだ。


写真■『暴行都市』のヘザーと『バタリアン』のトラッシュ、とても同一人物が演じているとは思えないほどの変わりよう。しかしリネア・クイグリーの脱ぎっぷりは、相変わらずすばらしい。もっとも、可憐な美少女のほうを好みとする私は、このトラッシュではさすがに抜けないが……(それでも映画館で観たときはかなり興奮した)

さらにいえば、『暴行都市』の2年前に出演した『ヤング・ウォリアーズ』でも5人の男に裸にひんむかれて輪姦されるシーンがあり、100%の確証はもてないのだが、リネア・クイグリーがその悲惨な役を演じていると思われる(くわしく知っている方、ぜひ情報を)。


写真■恋人とのドライブ中に襲われ、車は川へ落下。1人、車から脱出したものの、取り残された恋人は車の爆発で死亡。しかも彼女は、待ち構えていた5人の男たちに次々と犯されてしまう。おそらくではあるが、これもリネア・クイグリーだと思う(日本語版ではないので確証をもてない)

『暴行都市』はVHSこそ発売されたものの、日本語字幕版のDVD化はされていない。『ヤング・ウォリアーズ』はさらにひどく、VHSですら発売されなかった。『暴行都市』はテレビで放映されたこともあり、認知度は後者に比べるとかなり高いと思われるので、今後のDVD化に望みをつなぎたい。なおYouTubeには英語のオリジナルがアップされているので、観たい方はいますぐ以下をクリックしよう(リンク切れ注意)。

Amazonで高評価・大絶賛のレイプもの映画とは!?

さよならミス・ワイコフ』は、更年期障害に陥ったアン・ヘイウッド演じる高校の教師イブリン・ワイコフが、ジョン・ラファイエット演じる臨時用務員のレイフ放課後の教室でレイプされるシーンがウリの映画である。ワイコフは35歳にしていまだ男を知らぬ処女で、セックスへのすさまじい恐怖がある。そんな彼女が、誰もいなくなった教室で、校内では嫌われものの黒人のオトコに無理矢理レイプされるのだから、そのシーンを観て興奮しないワケはない。私もVHS全盛時代、レンタルビデオで借りて抜きまくった記憶がある。20年以上も前、私が更年期障害という言葉すら知らなかった時代のことだ。

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35歳で処女、幼少期のトラウマがワイコフを苦しませる。その苦しみからなんとか逃れようとみずから行動はするのだが、なかなかうまくいかない

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数々の苦しみのなか、放課後の誰もいなくなった教室で、用務員のレイフにわいせつな行為を迫られ、挙句の果てに激しくレイプされ処女を奪われる。教壇で放心状態となったワイコフの姿が痛々しくもあるが、もちろんここは最大の抜きどころで、私もどれだけ放出したかわからない

ところが、である。この映画、不思議と心に響くものがある。レイプされ、オトコを知り、性の喜びに目覚める。その結果、レイフとの再度の密会で放課後の教室でよがっているところを生徒に見つかり、高校を、そして下宿先からも強制的に追いだされる。仲が良かった友人にも見放され、1人孤独に街を去らなければいけなくなるのだが、彼女は最後にこう言うのだ。「後悔はしていないし 恥だとも思ってないわ」と。

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性の喜びに目覚めたワイコフは、レイフと積極的にカラダを重ねるようになり、彼女にとって神聖なはずの教室で、思う存分よがりくるう。そしてその瞬間を生徒に見つかってしまい、彼女は高校を追われることになるのだ

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数々の不幸に見舞われるも、更年期障害とセックス恐怖症から解放され、なにかが吹っ切れたワイコフ。だから自分のやったことに後悔していないし、恥だと思わないと、親友だったベスに告げるのだ。この映画のラストはいろいろ考えさせられ、そしてジーンとくるものがある

私は女性の更年期障害がどれだけ大変なものか、正直いってわからない。もちろん本から学んだ知識はあり、大変なものであることは想像できるのだが、実際の苦しみは想像をはるかに超えるものだろう。その更年期障害の苦しみ、そして幼少期のトラウマがもとでセックス恐怖症になった悩みから、ワイコフは解放されたのだ。そう、レイプという性犯罪を通して……。

相当特殊なケースではあるものの、おそらく皆無ではないだろう。変わりたくても変われない、という悩みを抱えている人は多い。ワイコフもその1人で、そのきっかけがレイプだったというだけの話だ。むろん、レイプは犯罪であり、ほめられる行為ではないのだが、それでも街を1人去っていく彼女の姿にはなにかこうジーンとくるものがあり、秀作と断言できる映画であることはまぎれもない。だからこそ、長年DVD化されず、あきらめかけていたファン、おそらくはVHSで観て私と同じようにレイプシーンで抜き、それとは別に不思議な感動を覚えた方が、DVD/Blu-ray化をきっかけに購入。あらためて観て、つまりは更年期障害やトラウマという知識を踏まえて観ることによって、この映画が本当に言いたかったことに気づいて感動したのだろう。そんなファンの声が、Amazonの高評価・大絶賛の嵐につながっているのだ。これは私も同様である。

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アン・ヘイウッドは決して美人ではなく、いかにもオールドミスという感じの女性だが、だからこそ35歳の処女という設定に違和感がなく、その彼女が黒人の巨大なペニスで、しかも神聖なる教室で処女を散らされるレイプシーンは、いまでも見ごたえがある。DVDやBlu-rayを購入しなくてもDVDレンタルで気楽に借りれるから、まだ観たことがない方はぜひ一度借りて観てほしい。

『女子学生(秘)レポート』レイプシーンカットのすさまじさ!!

女子学生(秘)レポート』をご存じだろうか。1970年代に西ドイツで制作されたドキュメンタリーふうの映画で、同国のギュンター・フノルト博士が記した書籍を映画化したものだ。行動科学と性科学を専攻していた博士は、ドイツ・バイエルン州のミュンヘンにて14才から20才までの女子学生36人にインタビューを実施。それを生々しく再現したことで、映画は大ヒット。シリーズで全12タイトルが作られることとなった。

日本でもすべてのタイトルが劇場公開され、DVDも発売されている。ただ日本語版ではカットされたシーンがあり、たとえば『女子学生(秘)レポートNo.3/初体験特集』では、ある女子学生が教師の罠に落ち、校内で3人の男にレイプされ、さらにはそのあとも脅迫されて教師が連れてくる男たちに次々とカラダをもてあそばれるという目も当てられないほどの悲惨なシーンがある。ところがこの重要なシーンが、こともあろうに相当カットされているのだ。

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写真■『女子学生(秘)レポートNo.3/初体験特集』のパッケージ写真。ところが日本語版では、パッケージの下のシーンがものの見事にカットされているのである

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写真■3人組の男子学生によるレイプシーンは、オリジナルではこの写真のようにしっかりと撮っているのに、日本語版では悪徳教師が登場するシーンにまで一気に飛んでしまう。このカットは実にすさまじい

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写真■悪徳教師が訴えたところで負けると脅し、自分の指示どおりに動くように迫る。このシーンはあるが、このあとが一気にカットされてしまうのだ

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写真■悪徳教師に金で売られ、次々と違う男にいいようにもてあそばれる女子学生。涙を流しながらの凌辱シーンで抜きまくれるのだが、残念ながら日本語版にはない。そう、思いっきりカットされているのである。ここをカットしてしまうとパッケージとの齟齬がでてしまうのに、どういう理由でカットしたのだろうか?

過激なレイプシーンは『女子学生(秘)レポートNo.5/ハレンチポルノ’74』にもある。こちらは戦車の格納庫に呼びだされた女子学生が5人のクラスメートにレイプされるというもので、服を剥ぎ取られ、4人の男に手足を抑えられてのレイプシーンは、時間的には長くはないものの、かなりの見ごたえ、抜きごたえがある。最後に立ち上がって服を拾い、去っていくまでのシーンは、個人的にはかなりそそられた。

もう1つ、このシリーズで注目すべきは、素人(おそらくインタビュー部分)や新人女優が多数起用されたことだろう。このため女子学生の容姿が多彩で、映画のリアリティが増している。ただ4作目の『女子学生(秘)レポートNo.4/性感優等生』には、当時すでに知名度のあったクリスチーナ・リンドバーグを起用していたりもするので、女優は新人のみというわけではないようだ。

なお日本語版DVDは現在、絶版となっているものも多く、すべてを観るのはいまとなっては難しい。『女子学生(秘)レポートNo.3/初体験特集』はDVD-BOXにも収録されているので、単体でもBOXでも入手は容易だが、『女子学生(秘)レポートNo.5/ハレンチポルノ’74』の新品入手はかなり難しい。ただ、YouTubeやXVIDEOSなどには合法か違法かはわからないがオリジナル版を見つけることができるので、観たい方は「Schoolgirl Report」で検索してみよう。

※以下、リンク切れ注意

◆『Schoolgirl Report 1』(『女子学生(秘)レポート』)

◆『Schoolgirl Report 2』(『続・女子学生(秘)レポート』)

◆『Schoolgirl Report 3』(『女子学生(秘)レポートNo.3/初体験特集』)
★過激なレイプシーンあり!!

◆『Schoolgirl Report 4』(『女子学生(秘)レポートNo.4/性感優等生』)

◆『Schoolgirl Report 5』(『女子学生(秘)レポートNo.5/ハレンチポルノ’74』)
★過激なレイプシーンあり!!

『告発の行方』2大女優のレイプ演技とレイプ実体験

アメリカのCDC(疾病管理予防センター)によると、アメリカ人の女性の19.3%、つまり5人に1人がレイプ被害に遭っているのだという(2014年の『National Intimate Partner and Sexual Violence Survey』より)。このレイプには、日本でいう強姦、強姦未遂が含まれ、アメリカの全人口にあてはめれば、毎年190万人以上の女性が強姦もしくは強姦未遂の被害に遭っている計算になる。CDCは信頼をおけるアメリカの公的機関であり、『The New York Times』が報じた別のデータとほぼ一致するらしいから、信頼していいだろう。

もう1つ、ウィキペディアに掲載されている「アメリカ合衆国の暴力犯罪の種類別の実数と人口比」を見てみよう。人口10万人中の暴力犯罪の発生率の、2014年の強姦の数字は26.4。すなわち、26400人が被害に遭っている計算だ。ちなみに26年前の1988年は、強姦の数字が37.8で、約1.4倍も高い。しかもこののデータは、あくまでも認知件数である。認知件数、すなわち警察が確認した件数であるから、泣き寝入りの件数まで含めるとすさまじい件数になる。5人に1人を超え、4人に1人であってもおかしくない。そしてジョディ・フォスター主演の『告発の行方』が公開された年が、この1988年なのである。

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動画■『告発の行方』英語版予告編。ちなみに英語版のタイトルは『The Accused』で、意味は「告発」

深刻な社会問題としてレイプを取り上げ、さらに主人公サラを演じたジョディ・フォスターのカラダをはったレイプシーンで、映画は大ヒット。彼女自身も初のアカデミー主演女優賞(第61回)と、ゴールデングローブ賞 主演女優賞(第46回、ドラマ部門)を受賞し、世界的大女優となった。酒場でサラが男に色目を使って誘ったという事実はあるものの、「帰らせて」という言葉とイヤがるしぐさで、それ以上の行為はNGであることを男に訴える。しかし男はそれを無視し、サラをレイプ。さらにはその場に居合わせた男たちがお互いをあおり、サラを次々とレイプしていくのだ。このレイプシーンはかなり長く、屈強な男の手で口をふさがれたりしながら演技し続けたジョディ・フォスターは、本当にたいした女優だと思う。

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写真■酒場で肌を露出され、踊りながら男を誘うサラ。こういう状態で誘われれば、ヤッてしまっていいと判断してしまうのもムリはないだろう

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写真■あまりに有名なジョディ・フォスターのレイプシーン。ピンボール台の上で押さえつけられた状態での演技は、本当に大変だったと思う

ちなみにこのレイプシーンでなんの抵抗もなく抜けるのは、ラストが一応ハッピーエンドで終わるからだ。ハッピーエンドというのは間違った表現かもしれないが、終始、サラの味方であり続けた地方検事補のキャサリンが、サラをレイプした男だけでなく、レイプを教唆した(あおった)男たちまでを告発し、敗訴確実の裁判で見事有罪を勝ち取る。その瞬間、キャサリンはサラのほうを振り向き、勝利を喜びあうのだが、このシーンが実に感動的なのだ。キャサリン役を演じたのはケリー・マクギリスで、彼女自身も実生活でレイプ被害に遭ったことがあるという。

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写真■レイプ教唆罪を勝ち取ったサラとキャサリン。最後に目をあわせて喜びを静かにかみしめあうこのシーンは感動的だ

ちなみにケリー・マクギリスと聞いてピンとこない方は、映画『トップガン』でトム・クルーズと恋仲になった美人教官といえば思いだすはず。最初のレイプ被害に遭ったのは12才の少女のときで、3人の男にレイプされたのだという。3人というのは、『告発の行方』でサラを犯した男の数と一致し、なにか因縁を感じずにはいられない。その1年くらいあとにも、アパートに押し入ってきた2人の男にレイプされたと、自身の身に起きた数々の不幸な出来事に関して、彼女自身がFacebookで告白している。それほどまでにアメリカのレイプ被害は深刻なのだ。

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写真■『TOPGUN』当時のケリー・マクギリス。美しい教官の姿にあこがれた方は多いはずだ

『告発の行方』は、ジョディ・フォスターが生々しいレイプシーンをスクリーン上で披露し、ケリー・マクギリスが過去のレイプ体験にひるむことなく演技をふるった。2人の大女優の勇気が詰まりまくったこの映画、抜く目的だけでなく、アメリカが長く抱え続けている闇の部分をも、しっかり把握するようにしたい。